垂直と鉛直
垂直と鉛直は違います。
少なくとも、物理の学習をしているときは、はっきりとその違いを理解しておく必要があります。
 
でも、そんなに難しい違いではないですよ。
 
 
 
苦手な方は、理解して下さい
得意な方は、即答して下さい
 
 
 
●鉛直は、おおざっぱにいうならば【真下】
 
●垂直は、何かの面に対して90度
 
 
 
地面に置いた物体を考える場合、
 鉛直方向と、
 垂直方向は "同じ" です。(地面に対して垂直)。
 
でも、壁にたてかけた棒が受ける力を考える場合、
  壁からの垂直抗力の向き(垂直方向)は※1
  鉛直方向と"違い"ます。
 
 
  垂直抗力を考えるときに
  「垂直」だからと、地面に対してまっすぐ(重力の逆向き)に考えてはいけません
 
  地面に垂直なら、重力の逆向きですが、
  壁に垂直なら、壁に対して90度(だから、水平方向になります)←※1の方向
 
 
ちなみに、斜面に垂直なら、斜面に対して90度(難しいかな?)です
 
一方、
鉛直は、いつでもどこでも、【真下】の向きです
 
 
※物理初学者向けに、敢えて正確な記述(詳細な条件設定)しておりません。
 
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